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福岡県公立入試の傾向に見る「言いたいことを言える力」の重要性

こんにちは。
塾ブログの欄がいつまでも「リニューアルしました」のままではアレだったので、ちょっとひとつ記事でもあげてみようかと思い筆を取りました。

福岡県公立入試、平成31年度の社会の問題にこんな問題が出題されています。


ふくおかエコ農産物認証制度について
この制度は消費者や生産者にとっていくつかの利点をもたらしている。
そのうち消費者にとっての利点の1つを資料Ⅴ、Ⅵから読み取れることと関連づけて、
「消費者は」の書き出しで「購入」の語句を使って書け。

〈資料Ⅴ〉ふくおかエコ農産物の認証基準(一部)
◯減農薬・減化学肥料栽培に取り組み、化学農薬、化学肥料の使用量を福岡県の使用量基準の5割以下に減らすこと。
〈資料Ⅵ〉認証ラベルに記載された認証番号の説明
◯ラベルに記載された番号をインターネットで検索すると、農産物の生産者、栽培品目や出荷先などを見ることができる。


模範解答は
「消費者は、認証基準を守って農産物が栽培されていることや農産物の情報を知ることで、安全・安心な農産物を購入することができる」

です。

さぁ、ぱっと答えを思いつくことはできたでしょうか?

農薬や化学肥料、といったキーワードから「食の安全性」という言葉がはっきりとは浮かばなくとも、なんとなくそういう系統の問題にアプローチしていけばいいのではないかと思う人は多いでしょう。

ですが、それを模範解答レベルにまとまった文章として仕上げることは大人であってもなかなか至難の業ではないでしょうか。
ここに塾として2つの考え方を示したいと思います。

まず、この手の問題で模範解答を見て、文章がかけ離れているからといって落胆してはいけない、ということです。
模範解答はあくまでも模範です。過不足なく正解を書けていますが、ただ1つの答えではありません。
模範解答を見て確かめるべきことは、「ポイントが抑えられているか」ということです。
今回の問題の場合、「農作物の安全性を確かめてから購入できる」という部分が書かれてあれば全く点数がもらえないなんてことはないと思います。

次に、「頭の中にもやもやしている考え」を口にする訓練をするべきだ、ということを挙げたいと思います。
誰かの会話の中で口にするのはもちろんのこと、勉強中に自分が考えていることをブツブツと口に出しながらやるのもオススメです。「言語化」の習慣をつけること、それが学力を向上させることは疑いのない事実です。

記述問題は「書く力」を確かめる問題ではありません。
頭の中にあることを「言語化する力」を確かめる問題です。
なので、普段の勉強のみならず、会話そのものを「言いたいことを言語化する」訓練だと考え、意識的に整理して発言することを心がけてみましょう。

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